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真空管アンプ関連(趣味のブログ)

真空管アンプ関連(趣味のブログ)

ラックスマンCL32 降臨

2026-05-30
SMSLのDACからCL32 KT120PP差動で音楽鑑賞中
いつもお世話になっている録音/デジタル/ソフトに精通している先輩に、程度の良いプリアンプが入手出来たので使ってみれば…とCL32(薄型管球式)プリアンプを送っていただきました。1976年発売の50年選手ですが、完全オーバ-ホ-ル/コンデンサ交換/SW/ボリウムなど完璧なメンテナンスが施された超良品です。CDが出現する前の時代のプリアンプなので肝はPHONOイコライザ-回路でしょう。フラットアンプはTUNER/TAPE/AUX入力でトーンコントロ-ルサブソニックフィルタ-を要したものが一般的でした。CL32も正にその時代の真っただ中ですのでDAC出力を入れ込むとゲインオ-バ-は明らかですが…
-20dbのATTのSWがあったり、パワ-アンプのボリウムを調整したりしつつ再生してみると良い感じの出音に驚きました。非常に耳馴染みが良く中庸な音で、かといって鈍くもなくニュ-トラルで端正な音です。当社ではパワ-アンプの特徴を最大限生かすべくフラットアンプに注力しロフチン型トランス出力/SRPP/差動SRPPと3種類のコントロ-ルアンプをリリ-スしています。前のめりになって眉間にしわを寄せて?聴き込めばそれぞれ違いは感じますが、四の五の言わず音楽を聴くのであればCL32は最適かも知れません。(これで良いのだ)
トーンコントロ-ルはステップ式でノッチフィルタ-も完備。-20dbATT/リバ-ス・モノ/出力切り替えA,B、A+B と至れり尽くせりで何かと便利です。団塊の世代が働き盛りの高度成長期のモノ作りの凄さ、ビックマーケットに支えられた気合が入った製品群。眩しく感じます。
まったり、ゆったりクラシックが優雅に鳴っています。SMSLのDACはロームの最新チップを搭載した高分解能で繊細・細身な音ですがCL32を通すと神経質さが取れて聴きやすい、かといってナロ-レンジではなく…差動KT-120PPモノに繋いで…心地よいです。
さて、自社の製品に生かさないと…。

当社 小型アウトプットトランスの紹介

2026-03-13
小型OPTの外観 比較に東栄変成器さんの定番名器T-1200
真空管アンプの重要部品にアウトプットトランス(以下OPT)があります。
アラルガンドMINI、スパジオ-ネ・コンパクトに使用しているOPTの紹介です。
☆アラルガンドMINIロフチン型直結用シングルOPT
☆スパジオ-ネ・コンパクト差動PP用プッシュプルOPT
2種類のOPTを使っております。
2011年頃コンパクトアンプを企画した際、染谷電子さんにお願いして特注していただいたものです。
真空管アンプの生命線ですのでここで手抜きは出来ません。当時、染谷会長に相談して周波数特性(位相特性)に暴れが無く出来るだけワイドレンジでなおかつ特性にバラつきが無きよう…とさんざんご無理なお願いをしました。単純な巻き方ではオーディオ用途にはなりませんし複雑な分割では作り手によってバラつきが出てしまいます。作業手順の明確化・シンプル化をしても巻き手に熟練の技が必要な世界のようです。10種類以上の試作を作っていただき大変なご迷惑をお掛けしてしまいました。EI-57/25サイズ(2-3Wクラスとしては大きめ)オリエントコアを採用。底面積を小さくするため縦型としてもらいました。大騒ぎした割には数量が捌けず申し訳なく思っています。
元々、これらのOPTはヘッドフォンアンプも視野に入れていたので
2次側 0-5Ω 0-5Ω のスプリットとしてシリ-ズ/パラレルで 5Ω/20Ωの2通りの使用を可能とし ヘッドフォンアンプではロス無し((20Ω)対応としました。(以前ラインアップしていたロフチン型ヘッドフォンアンプは現在カタログ落ちしています。)
この15年で材料価格は3倍近くとなり熟練の職人さんの減少で作業コストも大幅に上がってしまいました。自作される方も減ってきて需要も少ないのでコストUPは仕方のない事なのですが残念です。

ロフチン/差動ともに自分の中ではかなり良い感じなのですが、ワイドレンジで低域が締まっている差動アンプで検討中です。…ヘッドフォン・イヤホンは高級な製品が数多ありますのでそれらの特徴を引き出せる高性能真空管ヘッドフォンアンプにしようと意気込んでおります。
写真は、お世話になっている東栄変成器さんの定番名器T-1200と一緒に撮りました。(サイズ感確認のため)

全段差動6GB8アンプ 試聴

2026-03-04
試作機6GB8(3T)試聴の様子
前回の続き。EL34試作機に6GB8を差し替えて試聴しました。まずはピアノソロにて確認。EL34同様に派手さはありませんが落ち着いた音相です。EL34との比較では(瞬間切替は出来ませんが)端正で反応の良さが際立つEL34に対して中庸な印象です。差動アンプの特徴である低域の充実、正確性は共通ですが、際立ったところがない優等生の出音のようです。これも時間経過(エージング)で変わっていくものとは思います。SRPP差動1段のドライブでも感度の良い6GB8は余裕しゃくしゃくでした。E120PMD-EXとの比較では、やはり音の濃さ、押し出し感、ライブ感ではKT120が優位ですがドライブ段の違いによる面もあると思っています。単段で余裕のドライブが可能な6GB8は貴重な存在と感じました。代品/互換品がなく入手難なのが残念です。EL34ステレオパワ-アンプの試作途上での寄り道でしたが出力管の違いによる音の変化もさることながらドライブ段の違いによる出音の印象が自身の中で明確になりました。

全段差動アンプ本命に着手-3 試聴

2026-02-27
試作機試聴の様子
真空管式全段差動アンプ”Spazioneシリ-ズ”プッシュプルステレオアンプの試作機(モノラル仕様)完成。試聴の様子です。
まずはモノラル音源/ピアノソロにて確認。派手さはありませんが極めて端正で反応の良さが際立つ印象です。差動アンプの特徴である低域の充実、正確性は有しつつも淡麗で寒色系の出音のようです。これは時間経過(エージング)で変わっていくものと思いますがほぼ計画時のイメ-ジ通りとなりました。E120-EX(KT-120モノ)との比較ではこれも予想通りで音の濃さ、押出感、ライブ感ではE120-EXが優位ですが繊細さ、しなやかさは本試作機の良さを感じます。私自身もEL34(3T)の出音は大好きですし差動PPにしてもその良さは変わっていません。ドライブ段の構成がことなりますので単純比較は出来ませんが良い感じです。次は6GB8による試聴を行う予定です。

全段差動アンプ本命に着手-2

2026-02-27
試作モノラルシャシ配線終了
真空管式全段差動アンプ”Spazioneシリ-ズ”プッシュプルステレオアンプの試作機完成。EL34(3T)10Wx2程度を想定。既報の通り以前作ったモノラル用シャシでの試作機が完成しました。前段を12AX7/SRPPの差動1段でドライブして確認しました。現行のモノラルシリ-ズは前段は2段構成でしたが感度の良いEL34を採用することでSRPPとしたものの1段での試みとなりました。SRPP動作のため特性上の高域の伸びも良好でスペック面では申し分のない特性となりました。手元に日本/東芝が誇る純日本製の6GB8がありましたので差し替えが可能なようにトグルSWを設けました。これは恐るべき高感度で6BQ5に匹敵するほどです。特性上はEL34の上を行き機能/性能は素晴らしい真空管だと実感しました。
簡単に入手できる真空管ではありませんので製品化は無理ですが・・・音質面ではどうなるのか?楽しみたいと思います。
写真は試作機の内部です。試作機なので配線引き回しは雑ですが恥ずかしながらの公開です。

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